うみいろさんご

石鹸を作る職人になることを目指して、必要な知識や技術を得るために美容と健康と販売の仕事をいろいろとやって来ました。

かなり、遠回りな石鹸職人の道でした。

自分が描いていたものが、

本当に良い材料を使って、なるべく手頃な値段でお客様に届けたい。

ということだったので、

無駄を省きたかったので、

レシピを考えるのも作るのも、

極力直売スタイルを目指していました。

石鹸販売の１番のハードルが

化粧品扱いでの販売なのか、

雑貨扱いでの販売なのかの分岐点でした。

化粧品扱いにすると、

化粧品製造販売業許可というものが必要になり、薬学や化学の専門課程を終了している製造に関する責任者を配置する必要があります。

他にも、試験検査設備を置いたり、記録を細かくつけるなどいくつものハードルがあります。

出来るだけお客様のお財布に優しく❤

リピートしていただけるものづくりを願っていた私は、商品に関わる手間と人件費を極力減らしたい一心で、雑貨扱いスタイルを目指して、自分でいろいろと出来たらクリア出来るからと心に決めていました。

一番大切なのが、商品の品質もさることながら、お客様に無理がない値段をつけるということだと思っていました。

自らセラピスト時代に経皮毒になり、大変な時代がありました。仕事を続けなければ生活はできない、だけど、治すためには治療の為にお金も時間もかかり、ストレスに潰され、睡眠も痒さのために取れない悪循環でした。本当に必要な人ほどオーガニック製品は高くて購入を躊躇うものなんだと実感したので、尚更、実現しなければという思いが高まったことを思い出します。

あれから、13年経ちました。

雑貨扱いにはなりますが、石鹸屋さんをスタートさせます。

美容業界は８年くらいの経験と資格も必要だと感じたものだけ取得しました。

今までほとんど使ってきた石鹸は自分で作った石鹸なので、皮膚の薄い私でも使えたものだから、商品に不安はありません。

まだまだ、成長出来る部分はあると思います。

これからも、常にベストを目指していきたいなと思っています。